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2007年09月16日

SUKIYAKI WESTERN ジャンゴ

私るしはは、所謂マカロニ・ウエスタンは詳しくありません。
子供の頃、親が観ていたTV放映をなんとなく観てた程度です。
勿論、本家ジャンゴ(『続・荒野の用心棒』原題:DJANGO)も観てません。多分。
多分、というのは、その頃は個々の作品を特に認識してなかったほど餓鬼だったからです^^;
sukiyakiwestern_django.jpg
SUKIYAKI WESTERN ジャンゴ(原題:SUKIYAKI WESTERN DJANGO)

それでも、面白かったヨ!

特筆すべきは、その無国籍感。
和洋ごった煮的問わず、SFでもファンタジーでも、日本映画って画面の説得力が弱いじゃないですか。
どこかしら違和感や、作り物っぽさが先に立って醒めちゃったりするんですが、それが微塵もナイ。
それだけ本編のオープンセットの説得力は素晴らしく、それは、役者の衣装も同様。
結構イイカゲンな衣装なんですけどね。
《平家》側の連中なんて、スタジャンひっかけてますからねw
しかし、そこに「なんだよ、あれスタジャンじゃね?」という興醒め感は皆無!むしろ、

「それでいいのだ」(by某パパ)的な説得力がある。

やっぱ、センスなんだろうなぁ。
冒頭の、伝説のガンマン、ピリンゴ(クエンティン・タランティーノ)のシーンの、絵に描いた背景に吊るされた太陽のセット撮影という確信犯的わざとらしさ(笑)をはじめ、タラを除く日本人キャストに英語を喋らせる、その作品世界、《スキヤキ・ウエスタン》のデザイン・ラインが的確なんでしょうね。

そして、物語の転がし方にも感心してしまいました。
「用心棒」同様(というか、話はまんまですw)序盤から中盤にかけてはそれほど大きな動きはなく、状況説明に費やされるんですが、そこが退屈じゃない。
あれは編集が巧いのか、それともキャラの立て方が巧いのか。
ここらへんはDVDでじっくり再確認したいなぁ。

で、そのキャラですよ、キャラ!
私、あまり日本映画は観ない人なんです。
それは、日本映画のほとんどが、愛だの、奇跡だの、病気だの、特撮だけ頑張ったので人間ドラマは駄目ですだの、とにかく嗜好に合わない&ツマラナイのが大半を占めているからなので、当然日本人俳優にも疎くいわけですが・・・

いやぁ、見直した!&新発見の嵐!

まずは、平家の大将、清盛(自称ヘンリーw)役の、佐藤浩市!
django_sato.jpgこいつの馬鹿さ加減は最高!
そして、この男凄いチキン!たえず仲間を盾に・・・ってどんなボスよ、それw
この人、類型的な芝居しか出来ないんだろうなぁ、と勝手に思ってて御免なさい!
ちょっとヘンリーには何度か笑わされてしまいました!

お次は、対する源氏の大将、義経役の伊勢谷友介
django_iseya.jpg・・・カッコイーんだ、コレが。
そりゃタカさんでなくとも惚れるわ!(詳しくは本編観て下さいw)
彼のね・・・英語がもうカッコイイの!
あと、立ち振る舞いとかね!
部下に「感じるんだ」とか言って真剣白刃取りさせたらやっぱり死んじゃった、とかね!(え
ともかくヘンリーの野獣&ヘタレな笑える魅力に対を成すかのように、とにかく格好良く、彼曰く「サムライではなくモノノフ」であり、その技量がまた嘘臭いほどに超ツエー!
拳銃でのスナイプシーンとか凄かった!
そしてカタナも凄いぜ!弾丸斬り落とすぜ!
この役者さん、はじめて見たんですが・・・惚れそうだw

で、極めつけがシェリフ(保安官)役の香川照之
django_kagawa.jpg・・・もう最高デスw
なんと二重人格!
それを英語で演じちゃう!
いやもう笑った、笑った。
なんか、アレですよ、ディズニーアニメの敵のボスの肩で喧しく喋り捲ってやたら酷い目にあう、あのキャラクターのテイストね。
姑息な魅力が大爆発!
この役者も、CMなんかで「癖があるな〜」とは思ってましたが、ここまでとはね〜。

他にも、ヒロイン役の木村佳乃も汚れ役を頑張ってました。
あまりソソる女優さんじゃなかったのが、ちょっと残念・・・まぁ、そこは個人の好みですけど。
でも体を張っっての演技には感心しました。メジャーな女優さんなのにね!(なのよね?w)

しかし、やはり桃井かおりの存在感がありすぎた。
チャーミングな人ってさ、年とか関係ないよね!
それにしても、桃井さんの役どころを、各媒体は晒しすぎでしょう!
やっぱ予備知識なしで観たかったな!
と、いうわけで、幸運にも予備知識のない人はこのまま劇場へGOだ!

あと、タランティーノの人となりを良く知る人は、後半、つい「プッ」と噴いてしまうことでしょうw
そういえば、いかにも「時代劇観に来ました」って老夫婦がいましたが、そのシーンの意味はわかんなかっただろうなぁw

ともかく、骨子はともかくベタなんです。
マカロニに詳しくない私でも「これはベタな展開なんだろうな」と思うくらいにはベタ。
しかし、和洋チャンポンな美術デザインであるとか、俳優に英語を喋らせるとことか、濃いキャラとか、予想以上に多かった笑いの要素とか、結構迫力のあるガン&カタナ・ファイトとか・・・

その料理法が気に入った!

これはDVD買いだね!

あ、そうそう、三池監督といえば「殺し屋一」とか「インプリント」の残酷痛い痛い描写が有名ですが、そっち方面の描写は控えめですので、フツーの人はご安心をw
「ガトリング・ガンで人体木っ端微塵かしらるんるんわくわくるんるん
とか期待してた人には残念でした。(私のことですがw)
ま、おかげで万人が観れる作品にはなってます。
ん〜、でも、これまたお約束な「主人公の拷問シーン」は、もうちょい痛くても良かった気がするな!

あ、でも木村さんのシーンはエロイからお子様は見ちゃ駄目ですなw
posted by るしは at 22:14| Comment(4) | TrackBack(0) | 映画雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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