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2007年09月20日

ヒストリー・オブ・バイオレンス

HoV_wakuwaku.jpg
久しぶりの奥さんとのHにわくわくして待つダイナー店主トム・ストール氏w
と、いうわけで、積みDVD消化作戦第1弾!
HoV.jpg
ヒストリー・オブ・バイオレンス(原題:A HISTORY OF VIOLENCE)
《あらすじ》
トム・ストール(ヴィゴ・モーテンセン)と妻エディ(マリア・ベロ)は、二人の子供たちと静かで平和な生活を送っていた。
ある夜、トムが経営するダイナーに二人組みの強盗が押し入る。
一瞬の隙を突いて銃を奪い、傷を負いながら強盗を射殺したトムは、一夜にして町の英雄となる。
しかし、数日後、トムを訪ねてフォガティと名乗る男(エド・ハリス)が現れ、それから彼や家族のまわりに付きまといはじめる。
やがて、トムの血塗られた過去が明らかになってゆく・・・

・・・ホントにコレ、ディレクテッド・バイ・クローネンバーグ?
いやぁ、私、クローネンバーグは「ビデオドローム」で入門して最後に観た作品は「裸のランチ」なものですから^^;
立場を隠したヒローもの(例えば『トゥルー・ライズ』みたいな)の骨子なんですが、視点が違うと、こんなにも渋い物語になるんですねぇ。
それを、あの、クローネンバーグが撮っちゃってるところが凄いや。

※以下ネタバレあり!
普通、こういう物語だと、主人公が隠された力を発揮するのがカタルシスであり「主人公カッコヨス」な山場であるわけですが、この映画では主人公が力を発揮(=敵を殺す)すればするほど、ストール家の絆が軋んでいくんですよ。
まぁ、リアルに考えればそういうリアクションが普通なんだよねぇ。
「あなた素敵♪」なんてなるわけなく、
「じゃぁ、あの子たちの苗字は適当なIDから選んだ他人のものだったのね!酷い!」となる。
出会う以前の全てが作り事、しかもそれが高校生の息子がいるくらい年月が経ってからの露見ですから、奥様、子供達の心中が穏やかであろうはずもなく、それが都合よく96分で解消されるわけはない。
う〜ん、シビアな話だ。

ラスト・シーン、自分の過去を知るギャング(そのボスは実の兄)を皆殺し(!!)にして遺恨を絶ち、主人公が戻った家族のテーブルは沈黙が支配し、泣きそうな顔をしているトムに家族がリアクションを見せる前にフィルムは終わる。渋いぜ。

実際トムの殺人テクはスピーディかつ華麗で、思わずジェイソン・ボーンと対決させたいくらいなのですが、それが痛快さとか爽快感にあえて直結させてない描写が、この映画に限っては生きている。
話題になった残酷描写も、これはクローネンバーグのグロ趣味ではなく、殺人描写からカタルシスを奪ったのと同様の演出意図だと思います。
全体を貫くシビアでリアルなトーンに従っただけで、撃たれれば血も出るし顎は千切れるし、鼻を潰されれば血が噴出しますよ、という当たり前の事をオブラートに包まず表現しているに過ぎないわけです。
ここは削除を求めちゃ駄目だよね。
(アメリカ公開版は一部描写を控えめにしている)
血の量やグロさだけでなく、ちゃんと演出意図を読み取ってもらわないと。

そうしょっちゅう観たい映画ではないですが、たまに振り返って観ると色褪せない確かなものがある・・・そんな映画です。
クローネンバーグ映画では、「デッドゾーン」並に一般の方にも薦められる作品ですね。
ただ、この映画に「ロングキス・グッドナイト」みたいなカタルシスを求める人には向きませんのでご注意を!
(『ロングキス〜』は大好きですけどね!)
クローネンバーグの次回作は、今作同様ヴィゴ・モーテンセンと組んでの作品で、評判もイイそうです。何か賞もとったとか?楽しみ。
ま、昔みたいな妄想グロ映画も撮ってほしいけどね!
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では、以下余禄的な雑文。
や〜、しかし、冒頭に赤裸々な熟年夫婦のコスプレ・セックスを見せられた時はどうしようかと思いましたね、赤裸々過ぎて赤面><
まぁ、それは後半の激しいシーンとの対比なわけだけど、ヴィゴ・モーテンセンは今回私的に株の上がった一人。
HoV_viggo.png
(一瞬ヴィゴの美尻掲載も考えたのですが、それは自粛w)
前半部分の普通のパパの顔に、例照るな殺人マシーンの顔、両方違和感なく演じられる人は希少ですからね。
彼なら「頼りないパパ」としてコメディも可能だろうし、逆に「ヒッチャー」のジョン・ライダー役とか観てみたいな!
(『ヒッチャー』は毎年別スタッフ%キャストでリメイク希望w)
で、顔が切れちゃってますが(笑)奥様役のマリア・ベロもたいへん奮闘しておられます。
マリア・ベロについてはwataruさんが熱く語っているっぽいですね。
ネタバレ防ぐために未読なのですが、きっと熱く語ってるに違いないので、そちらへどうぞ♪

そして、冒頭に登場する強盗二人組み。
HoV_zako.jpg
映画の導入部も担うこの二人、なかなか印象深いので、まさかさっさと退場するとは思いませんでした。
イイ味出してたなぁ・・・あのまま二人で「フロム・ダスク・ティル・ドーン」してくれてもイイくらいイイ味出していましたよ。

そして、ふぉんださんに捧ぐ一枚。
HoV_ed.jpg
エド様黒ハート
・・・しかし、この映画ではふぉんださんの好きな路線のエド様は観れないのでご注意を^^;
そうそう、特典のメイキングではダンディかつジェントルなエド様を見れますよ!

メイキングといえば「撃たれる回数の役者ほど用意されてる衣装が多い」のも面白かった。
「彼は2発、彼は4発」そして「コイツらみんな死んじゃうw」とか最高w。
後、ベットシーン撮影中のモーテンセンとマリア・ベロの間に潜り込んで川の字って、監督、なにやってんのwww
posted by るしは at 00:00| Comment(6) | TrackBack(1) | 映画(アメコミ系) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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