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2007年03月13日

THE HILLS HAVE EYES

買っちゃいました、リージョンフリーDVDプレイヤー。
そして、勿論コイツも輸入DVDサイトで購入!( ̄Д ̄)/
TheHillsHaveEyes.jpg
THE HILLS HAVE EYES [UNRATED]

いつまで経っても日本公開はおろか、DVDリリースの目途すら立たない、ウエス・クレイブンの同名ホラー(邦題:サランドラ)のアレクサンドル・アジャによるリメイク

先日のクライモリ再レビューは、実はこのための伏線だったりします。
サランドラの非公式リメイクである(と、いっちゃっていいよね?)クライモリと、公式リメイクである本作、比較してみるのも面白いかな、と思いまして。
勿論、本家サランドラとの比較もしてみたい・・・とは言うものの、サランドラは日本公開時に劇場で一度観たっきりなんですよね〜。
正直あやふやな部分が多くて、正確な比較は難しいかも。
さすがに本家はぶっちゃけツマンナイので(言っちゃったw)DVD購入に踏み切れてないんですよね。結構高い価格設定だし。
そんなわけで、サランドラについては記憶を頼りに頑張ってみます。

では、以下追記にて感想を。ネタバレ満載でいくよ!

ストーリーは、結構サランドラに忠実だったように思います。

・罠にはまって立ち往生するキャンピングカーの一家。
・一人助けを求めて徒歩で給油所を目指す父親。
・父親が貼り付けにされ火達磨に。
・奇形一家はトランシーバーで連絡を取り合って襲撃。
・キャンピングカー一家が逆襲に出る。
・キャンピングカー一家のわんこが最強。


冒頭、クライモリ同様、フリークスの画像が、核実験の模様と交互に映し出されます。
ここらへんが、配給会社の躊躇するポイントなんだろうな・・・
(フリークス写真はクライモリよりかなりエグイです)
この映画、なんと20世紀フォックスなんですよね。
大手ですからね、「核」「奇形」という2大要素に及び腰になるのもわからなくはないですが・・・
劇中のフリークス表現も、クライモリを軽く上回ってますからね・・・
それでもDVDリリースはしようよ!面白いんだから!

序盤、立ち寄った給油所のうさんくさいオヤジって、ダレス空港の地下でジョン・マクレーン刑事に地図を渡した、あのオヤジですよね!懐かしい!
同じような格好してたんで一発でわかりました(^_^;)
クライモリでも同様のオヤジが出てきましたが、あちらと違って、このオヤジは奇形一家とかなり関係が深いようです。
旅行者を、「こっちの方が近道ですよ」と奇形一家の縄張りに誘導してるんだと思う。
その代償が、玄関にいつの間にか置かれていたバッグ・・・旅行者の所持していた金品(きっちり脅し付き)なんでしょう。
もしかしたら血縁なのかもしれない。
そこらへん、やっぱ日本語字幕や吹替えで、ちゃんと観たかったな〜。
オーディオコメンタリーも豊富なので、なおさらに。

キャンピングカー一家の家族構成は、
・父親&母親
・兄夫婦&赤ちゃん
・弟
・妹
・わんこ2頭(ビューティ&ビースト)

たぶん、こんな感じ。
サランドラでも、確か同じ構成だったと思う。
(弟と妹は、ちょっとあやふや。やっぱ観る必要あるかな・・・)

車止めの罠で立ち往生し、父親が一人給油所に向かい、他の一家は立ち往生した場所で夜を明かすことになるのですが・・・
ここでます、最初の犠牲者が。
それは・・・

わんこが・・・(;´д⊂)
ビューティちゃんがお腹裂かれて殺されてしまいます・・・
アレクサンドル・アジャはわんこに恨みでもあるのか・・・
あ、でもサランドラに忠実なだけかもしれませんが。
サランドラで、わんこが2頭いたかどうか、ちょっとあやふやなんですよね・・・最強わんこの印象が強すぎるもんだから。

可哀想なビューティーを発見した弟は、慌てて車に戻ろうとして、足を踏み外して滑落。失神。
そこに現れるのが、奇形一家の2名。
仮に、彼らを《髭》《赤頭巾ちゃん》と呼称しますが、その名のとおりの格好をしています。
おそらく《髭》がビューティーに手を下した本人に違いなく、けしからんことにビューティーの片足をもぐもぐ食べてます。
コイツ許さん。
一方、《赤頭巾ちゃん》は心配そうに弟を見下ろすのみ。
なんとこの少女、奇形一家唯一の常識人なのです!
いたいあの環境で、どうやったら彼女のような正常なパーソナリティが育つのか逆に不思議ですが、彼女は後半、かなり重要な役割を担います。

ちなみに、弟はそのまま放置され、後ほど自力で生還。
ここが、ちょっと?ポイントなのですが、もしかしたら《髭》は、他の奇形一家とは連携していない、一種のアウトローなのかもしれません。
その日はビューティ食べて腹いっぱいになったので(許せん!)弟は放置、《赤頭巾ちゃん》も一家の所業に積極的には加担したくないので、一家に弟の存在は報せず、結果、弟は助かった・・・
と、るしはは解釈しています。

そして、真夜中。
奇形一家キャンピングカーに侵入!
侵入者は《唇兄》と《ハゲ弟》。
ここで、決定的なクライモリとの相違点が。

・奴らには性欲がある(!)

クライモリの奇形兄弟は、対象が露出過多な若いオネーチャンでも、「獲物」もしくは「食材」としてしか見ていませんでしたが、コイツラは違います。
でへでへ笑いながら服脱がせます。
しかも・・・あれはやっぱレイプしてんのかな・・・カメラアングルを工夫して直接的描写はないですが、やっぱしてんだろうな・・・
で、《唇兄》は行為を邪魔されないように、トランシーバーで「人間松明スイッチオン!」
キャンピングカーの外では磔にされた父親が盛大に燃え上がり、母親、兄夫婦、弟は恐慌状態。
誰も妹に気付いてくれません・・・哀れ・・・
この、「奇形一家に性欲アリ」は、サランドラにはなかったような気がするなぁ・・・
人間松明の騒動にまぎれて、赤ちゃんをさらわれるのは一緒だった気がするけど。
ともかく、「奇形一家はひたすら醜悪に」って感じです。
赤ちゃんをさらわれる過程で、母親と兄嫁が死亡。
怯える妹に弟を守らせ、兄は赤ちゃん奪還にビーストを従え、向かいます。
死ぬ間際に兄嫁がつけた傷からしたたる血痕を追って・・・

クライモリと決定的に違うのは、兄が敵地へ乗り込んでいくところでしょう。
クライモリでも、最後はヒロイン奪還にクリスが奇形兄弟の根城に向かいますけど、その部分の尺が違います。

奇形一家の住処が《街》なのも面白い。
舞台は核実験跡地なわけですが、その環境が充分に生かされた舞台設定になっています。
まず、《街》自体も、単なるゴーストタウンではなく、核実験の爆風の威力などを測るために設置されたものです。
実際に実験に使われる前に廃棄されたのか、家の中にはマネキン人形が配置されたままです。
これが、なんとも不気味。
お約束の《車の墓場》もカメラが引いて写すと、地下核実験で出来た巨大な凹みに置かれているのがわかります。
ただ、「生活感」みたいなのは、ちょっとわかんなかったかな。
人間を解体して貯蔵している場所や、赤ちゃんを夕食呼ばわりするシーンから、人肉食なのは間違いないと思うけど、直接描写がないのでなんとも・・・
結構な大所帯なので、人肉だけで食べていけてるとは思えないし・・・

あ、ここらで奇形一家の構成も書いておきましょう。

・《父親》(頭が膨張して歩くことが出来ない)
・《母親》(TVが好き。殺しは上手くない様子)
・《矯正器具》(頭に矯正器装着したご飯運搬係)
・《唇兄》(食材調達係。スケベ)
・《ハゲ弟》(食材調達係。スケベだが兄に横取りされて泣く)
・《監視役》(双眼鏡係。一家最初の犠牲者)
・《赤頭巾ちゃん》(常識人)
・《髭》(一番動物っぽい。ビューティーの仇。許すまじ)


結構、多いでしょ。
彼らの日常が窺えるようなシーンがあったら完璧だったなぁ・・・

そして、彼らとの戦いがじっくり描かれるのも、クライモリと違った、本作のウリです。
特に、最前線に立つ兄が、ホント、序盤はひ弱なインテリとして描かれてるのでハラハラ感がハンパじゃないです。
しかも、最強戦士ビーストと途中ではぐれちゃうし!
しかし!兄、頑張ります!
赤ちゃん奪還の戦いは、感動的ですらあります。
斧で指落とされたって頑張りますよ!インテリなのに!
このね、逆襲をじっくり描いてるトコがイイんですよ。
クライモリはそこがラストに集中して描かれて、しかもトドメがまとめてドカンなので、いまいちカタルシスに乏しかったんですよね。
ところが、本作ではじっくり兄の復讐の過程が描かれてて、グゥ!

そして・・・やっぱりわんこ最強だった!我らがビーストくん!(≧∇≦)b
兄のピンチを救うのは勿論、ビースト単体で、2体も殺してますから!!
もー痺れます!画面に向かって「ビースト!もっとやれ!」とエールを送ってしまうこと必至ですよ!

最後、ビーストを従え、赤ちゃんを抱いて帰還する兄の姿は、なんか西部劇の一コマのようでした・・・格好イイ!

ともかく、前半ひたすら醜悪に描かれた殺人鬼集団を、後半痛快にブっ殺していく様子を描いた、なんともカタルシスに溢れる一本でした!
これは・・・DVDリリースしよう?
もーコメンタリーの内容が知りたくって仕方ないんですけど。
台詞の内容もちゃんと知りたいしさ・・・
ま〜、るしはがこうして海外版を我慢できずに入手したりすると、直後に日本語版が発表されたりするコトが結構あるので、そこに期待しておきましょうかね(^_^;)

あ、最後に。
兄もビーストも頑張ったけど、《赤頭巾ちゃん》も頑張った!
彼女の最後の雄姿には感動しました。生き残って欲しかったです。合掌・・・


・・・これはやっぱサランドラも欲しいな・・・
posted by るしは at 02:11| Comment(8) | TrackBack(3) | 映画(田舎系ホラー) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
かなり怖い感じの映画ですね。
日本のホラーと違ってあちらのはグロテスクですから弱いのから見ないと刺激が強すぎますね。

ランドオブザデットでさえ結構グロイと感じてしまった自分はこの映画を見て耐えられるのだろうか…
Posted by ダン at 2007年03月13日 15:47
>ダンさん

ゴアシーンは意外とおとなしめだった・・・と私は思いましたが・・・
「ランド・オブ〜」を「全然グロくねぇなぁ」とも思った私です(^_^;)

ま、でもこの映画は、輸入DVDとリーフリDVDプレイヤーがないと鑑賞もままならないんですけどねw
Posted by るしは@管理人 at 2007年03月13日 21:45
輸入DVDデビュー、おめでとうございます!
これ、ゾンビ手帖さんで見かけるたびに、いいなぁと思っていたんですよ。

サランドラは未見なんですが、るしはさんのレビューによると、オリジナルよりも面白そうですね。(珍しいパターンかも)
ちなみにジョギリは出てきました?(笑)
Posted by kurosui at 2007年03月15日 22:28
>kurosuiさん

あ、おかえりなさいませ!
そしてTHE HILLS HAVE EYESにコメントいただきありがとうございます!(≧∇≦)b
(ここ最近で一番反応が欲しかった記事だったりするのですw)

確かに、リメイクの方が面白いのは珍しいですね。
ま、それだけサランドラがアレなわけですが・・・しかし、それならどうしてリメイク企画なんかが大手フォックスで通ったのかが、また謎です。
サランドラは近日中に再見予定なので、再確認&本格的に比較などしてみようと企んでおります。
(きっと需要ないけど^^;)

ちなみに、ジョギリは出てきませんでした!(笑)
Posted by るしは@管理人 at 2007年03月15日 22:57
嗚呼・・・ああ・・!
るしはさん!
観ましたよやっと。 そして今夜は2回目の鑑賞です!
本当に貸して下さってありがとうございました。(はぁと)
取り急ぎお礼まで・・・。
Posted by アガサ at 2007年08月03日 17:26
>>アガサさん
おお・・・観られたのですね・・・そして速攻2回目とは!
なんだか妙な達成感に包まれております^^
アガサさんがどこらへんを斬ってくるのか、感想(&勿論イラストもw)楽しみにしております!

・・・これでアガサさんちでレビューがUPされれば、「THE HILLS〜」もあっという間に有名になり、タチドコロにDVD化されること請け合いだ・・・ウヒヒヒヒ
Posted by るしは@ヒルズハヴ振興委員会ヒマラヤ支部代表 at 2007年08月04日 01:59
こんにちは。

やっとこさレビューをのっけましたので、ひとまずご報告をば。
いやもう本当にありがとうございました!
この感動を・・とばかりにレビューを書いてはみたのですが、正直書きたい事があり過ぎて、かなりとりとめの無いレビューになってしまいました(汗)。

これはアレですねぇ。
観た人同士、小一時間語り合いたい映画ですね。
どこかのチャットをお借りして、『ヒルハヴ討論会』でもやりませんか?

と、言う事で、DVD化にお役立ては出来無そうですが、これからもあちこちで『ヒルハヴ』言及して行きたいと思います。(草の根運動ですね!)
Posted by アガサ at 2007年08月08日 12:57
>>アガサさん
おお!ついにアガサさんの「ヒルズハヴ」レビューが!早速伺います!

討論会・・・イイですねぇ・・・いろんなヒトの感想とか意見も聞きたいですよね。

そうかチャットという手があったか・・・
チャットいえば、ネットゲームに付随してくるチャット機能以外の、ちゃんとしたチャットって未経験な私。
これはイイ歳して新体験をする時かしら。
ちょっと勉強してみます!(ホラー映画談義には飢えてるのでw)

草の根運動、これからもも頑張ります!
Posted by るしは@管理人 at 2007年08月08日 22:20
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