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2007年04月05日

マイ・ボディガードが観れない件

デンゼル・ワシントンとダコタ・ファニング主演の
MyBodygard.jpg
「マイ・ボディガード」
という映画があります。
多分それほどヒットしなかったのでしょう、知らない人が多いです。
だいたい、「あ、ケビン・コスナーの?」とか返されますね。
がんばれ、トニー・スコット!( ̄Д ̄)/

で、この映画、前から気になって気になって仕方ないのです。
でも、同時に、不安で不安で、観れないのです。
何故ならば!!

A・J・クィネル「燃える男」(新潮文庫・集英社文庫)
の、映画化作品なのです。
この原作、るしはは大好きなんですね。
《あらすじ》
元傭兵のクリーシィは人生に絶望し、今は酒に逃げる暮らしをしている。
そこに、かつての仲間からある金持ち一家の娘のボディガードを斡旋される。
最初は嫌々やってるクリーシィだが、ガード対象の少女、ピンタとのふれあいから、やがて人間として復活してゆく。
しかし・・・
※以下、ネタバレあり!!


あ〜こっから先はあらすじ書きたくないなぁ。書かなきゃ話が進まないわけだけど。
まぁ、文庫裏の解説ではハッキリ書いてますけどね。
ピンタは殺される、と。
つまり、これはある意味ネタバレではないわけですが・・・
ホント序盤に殺されます。あっさりと。

でも、初めて読み進めてる最中は、その解説が信じられませんでした。
このコが、こんなに生き生きと魅力的に描写されたキャラが、そんな簡単に退場するわけがない、と。
とにかく、クリーシィとピンタのふれあいの様子が素晴らしい。
人生に疲れた孤独な中年傭兵の頑なな心を開いてゆくピンタの聡明さ、二人の間に徐々に確かなものになっていく交流。
とても、信じられなかった。
誘拐される瞬間に、自分を見舞った事態より、誘拐犯に撃たれ、倒れたクリーシィ(元凄腕の傭兵は、あまりに体が鈍り過ぎていた!)の姿に悲痛な叫びをあげるような少女が、死ぬなんて、ありえない。
きっと、この後怒涛の救出劇が始まるに違いない!そうだそうだ!

・・・ヽ(;´Д`)ノ

いまだに、るしはの中で、
「死んでほしくないキャラクターを殺させたら世界一」
の座を、A・J・クィネルは守り通しています。
(だって、この作品だけじゃないんだぜ!?)

物語は、中盤はクリーシィの復活編。
後半は、壮絶な復讐戦という構成です。
ピンタの死に絡んだ奴は皆殺しです。
拷問だってします。拷問した上で、やっぱり殺します。何故なら、ピンタの死に絡んだから、当然なのだ。
結果、シチリア・マフィアがひとつ壊滅します。ピンタの死に絡んだのだから、当然なのです。


何度読んでも、「行け、クリーシィ!」のシーンで涙腺がゆるむ。
別に泣かせるシーンじゃないはずだけど(^_^;)

で、映画なんですが。

どこらへんが不安なのかというと・・・まず、デンゼル・ワシントン。
どうも・・・彼はスーツの真面目な黒人のイメージが強くって、いまいちクリーシィのイメージに合いません。
人種云々より、彼の画一的なイメージが、どうも。
勿論彼の作品を観尽してるわけじゃありません。偶然、そんな印象に。「トレーニング・デイ」の悪役芝居とか、未見なのよね・・・

次が、序盤のピンタとの交流を、果たして原作ほど魅力的に描けるかどうか。
たとえ、ダコタ・ファニングでも、難しいんじゃないだろうか・・・

そして、最後が、ハリウッド映画のことだから、ピンタの死自体をナシにするんじゃないだろうか・・・という不安。
あるいは、かなり大胆にストーリーを組み替えて「ソレ、どこが『燃える男』?」って、なりはしないか・・・

他にも、復活編のあたりも、ナイディアとか、うかつに描くと、単に白々しいお色気要素になりかねないからなぁ・・・
多分、マルタ島のあたりはカットだろうなぁ。
そもそも、あそこをじっくり描いたら、多分尺がたりなくなるだろうし・・・

正直「レオン」みたいな当たり障りのない映画になってたらどうしよう・・・そう考えると夜も眠れない(ーー;)

なんか、知らない方が幸せな予感もして、Amazonのレビューすら読めません・・・

まったく!どうしたらいいというのか!!(逆切れ


posted by るしは at 02:01| Comment(6) | TrackBack(1) | 映画雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
見ない方がいいかもw
Posted by takoyan at 2007年04月05日 04:29
古本屋で見つけました!
けど表紙が映画版のだったから買いませんでした!
集英社文庫のだったのですけど、ちゃんとした表紙のはもっと古い版じゃないと無理でしょうか?
今度は新潮文庫の棚を探してみようと思います。

あ、『トレーニングデイ』の悪っぷりはぼくのイメージをぶち壊してくれましたよ。
極悪と小悪党の狭間の絶妙な演技が好きですけど。
Posted by あぷろん at 2007年04月05日 06:57
随分前にこの映画観たのですが、なかなか良作でしたよ。
私は本のほうを読んでいないのでなんとも言えませんが…。
私も『トレーニング・デイ』のデンゼルさんにはびっくりしました。
アノ、良心的で正しいアメリカ人を演らせたら右に出る役者はいない(?)デンゼルさんがあんなに悪党になるとは!!
Posted by ふぉんだ at 2007年04月05日 11:20
>>takoyanさん
直球アドバイスキタコレ!w
takoyanさんが原作を既読かどうかが気になるところです・・・
やっぱりアレですか!拷問の時のグロさが足りない、とか!?

>>あぷろんさん
そうなんですよ、私も記事に表紙添付しようとしたら、映画化表紙しかないでやんの!
ちなみに私が持ってるのは古い集英社版です。
(その後新潮社に移り、その後また集英社に戻る。複雑〜)
奥付を見てみたら、昭和59年!古!
ま、私が買ったのも古本でしたよ^^;

>>ふぉんださん
ふぉんださんが「なかなかの良作」ということは、エンターテインメントとしては及第点いってそうですね。
問題は、原作からの改変部分がお気に召すかどうか、か・・・
やっぱ自分の目で確認するしかないのかな〜こりゃw
「トレーニングデイ」も、今度観てみようっと。
Posted by るしは@管理人 at 2007年04月05日 14:27
たまたま、クィネルつながりで、トラックつけさせていただきました。私もクィネルの大ファンです。
残念なことに氏は亡くなられたよです、2005年に。
 「がんばれクリーシー」のTシャツが欲しいくないですか?・・・この意味分かりますよね。誰か作ってくれないかな〜。
Posted by bear3 at 2007年04月05日 23:59
>>bear3さん

はじめまして!ようこそ混沌ブログへ!

そうですか、クィネル氏亡くなってたたんですか・・・う〜ん、残念。
教えていただき、ありがとうございます。

Tシャツは欲しいですねぇ。アメリカとかで作られてそうですよねw
Posted by るしは@管理人 at 2007年04月06日 14:17
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ありがとう、ミスター A.J.クィネル様
Excerpt: おもしろい本は数あるが、同じ本を5度以上も読み返すぐらいおもしろい本はそうそう無いだろう。そんな作家や作品に出会えたことはなんとラッキーなことか。もうストーリーは分かりきっているのに、同じ場面で、はら..
Weblog: カルネアデスの鼻歌
Tracked: 2007-04-05 23:38
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