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2007年06月15日

COHEN AND TATE

"Travis Knight is 9 years old.”

印象的な一文で始まるこの映画。
「ジャッカー」という邦題で(多分)ビデオスルーされたんですが・・・
なんやねん「ジャッカー」て!全然意味わからんも!(プンスコ)
そんなわけであくまで原題優先ででご紹介させていただきます。
CohenAndTate.jpg
COHEN AND TATE(邦題:ジャッカー)

1980年台・・・この頃の脚本家エリック・レッドの勢いは凄かったんやで。(あ、うつった)
「ヒッチャー」「ニア・ダーク」「ブルー・スチール」と、まさに傑作の釣瓶打ち!
その中でついに監督業(勿論脚本も!)に乗り出したのが、「COHEN AND TATE」
その出来は、まさにレッド信者必見の傑作
初見時、その凄まじい緊迫感と凄絶かつ格好良い結末に、しばらく言葉を発せなかった記憶があります。

この度、なんと季節外れのサンタさんが枕元に置いといてくれたおかげで、再見が叶いましたよ!
ありがとう!南の島に住むサンタさん!(笑)
《あらすじ》
マフィアの暗殺現場を目撃したために、両親とともにFBIに保護されることになった9歳の少年トラビス・ナイト(ハーレイ・クロス)。
しかし、FBI内の内通者により二人の殺し屋が送り込まれる。
初老のベテラン、コーエン(ロイ・シャイダー)。
まだ凶暴な若者テイト(アダム・ボールドウィン)。
二人は護衛と両親を射殺し、トラビス少年を拉致。
依頼主であるマフィアの元へと届けるべく、一路ヒューストンへ車を走らせる・・・
道中、その決定的な世代の差と、殺し損じのせいで手配されたストレスから、あまりに昔気質なコーエントと、短気で自己抑制の出来ないテイトは反目してゆく。
最初は悲嘆にくれるだけだったトラビスだが、やがて機転を利かせて二人の反目を煽り、隙を伺うのだが・・・

いや〜、久しぶりに観ましたが、その行き詰るような緊迫感は健在でした!
全編ほとんどコーエン&テイト&トラビスの3人芝居なので、その濃密さといったらありません。
昔気質が災いして、あからさまにテイトを信頼していないコーエン。
ちょっとしたことでキレそうになるテイト。
それを激しく嗜めるコーエン。
「イエス。ミスター・コーエン」と、最初は先輩を立てているものの、やがて怒りを内に秘めた表情を見せるテイト。
事件の発覚や瑣末な障害が二人を揺さぶり、膨れ上がるストレスと互いへの不満(不安)と恐れ。
そしてそれを助長しようと幼い頭脳を駆使するトラビス・・・

ああもう、一瞬たりとも気が抜けない!
ってか、一気に最後まで観ちゃったよ!

cohen.jpg
コーエン役のロイ・シャイダーがいいよねぇ。
「ジョーズ」のブロディ署長(気弱系)も、「裸のランチ」のベンウェイ医師(イっちゃってる系)もイイけど、私的には彼のベスト・アクトに推したいです。
あの、封筒の送り先が気になるよね・・・やっぱ別れた奥さんとかかしら。
(同封したの、指輪・・・だよね?)

tate.jpg
テイト役のアダム・ボールドウィンも素敵なキレっぷりでグゥ。
「インディペンデンス・デイ」で結構頼りになる軍人さんを演じているんだけど、この映画のせいで大いに不安に駆られたものです^^;

travis.jpg
そして、トラビス少年役、ハーレイ・クロス君。
幼いC・トーマス・ハウエルって印象ですが、頑張ります。
その頑張りが「9歳の少年の範疇」を越えてないのが、リアルで良い。

ま、久々に観たので、アラも散見されましたけどね。
例えば、いくらなんでも補聴器がいる歳になったら殺し屋引退でしょう、とか。
対象の死亡確認はちゃんとしましょう、とか。

しかし、それを補って余りある緊迫感。
そして、「ヒッチャー」とは逆に、まったく余韻を残さず画面が暗転する、その衝撃的な結末。
間際の台詞は、何度聞いても鳥肌が立ちます。

これがDVD化されてないなんて、ア リ エ ナ イ !

これも即刻DVD化するように!
あと、この作品はリメイクも望みたいですね!
主演陣の演技は非の打ち所がないんですけど、「ヒッチャー」と違って色んなコーエン像、テイト像を見てみたい。
密室劇みたいなもんなので、役者の力が窺えて面白いよ、きっと!

それにしても・・・

エリック・レッドの天下がここまでだったのが惜しい。
次作「ボディパーツ」は冒頭の交通事故シーンは「デッドコースター」以前の最も怖い事故シーンのひとつ(だと思ってます)で凄いんだけど、いかんせん後半のシナリオが滅茶苦茶で・・・
「バッドムーン」は狼男VS忠犬わんこという素敵な題材を生かしきれてないし・・・
(残念ながら『ラスト・アウトロー』と『アクシデント』は未見)
その後は名前すら囁かれなくなりますが・・・

なんか色々あった挙句、とうとう復活するらしく!
(そこらへんはkurosuiさんちのコチラの記事に詳細が!)

1980年台のレッド節が復活することを願ってやみません。
頑張れ、レッド!


さらに追記:
職場の昼休みにkurosuiさんのとこ見て吃驚!

「ヒッチャー」DVD再リリース決定!

おおおレッドさん!極東の島国のごくごく一部で(笑)今あなたは一番ホットな映画人だぜ!
この調子で是非!「COHEN AND TATE」もDVD化を!!
題名「ジャッカー」でも許すから!ね!?
posted by るしは at 00:00| Comment(4) | TrackBack(0) | 映画雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
リンクありがとうございます!
「COHEN AND TATE」・・・ロイ・シャイダーとアダム・ボールドウィンだったんですね。
アダム・ボールドウィンは「マイボディガード」っていう青春映画(クィネル原作じゃないほう)以来の好きな俳優さんなんです。
しかもレッド氏ノリノリ期の傑作なんですね?
これは、見たいな〜!

るしはさんのレビューはやっぱり読み応えありです!
これでレッド信者を増えてくれるといいな〜!
(極東のごくごく一部からごく一部くらいにw)
Posted by kurosui at 2007年06月15日 22:14
>>kurosuiさん
これは是非見て欲しいですよ!
特にレッド好きーなkurosuiさんには!
新作が面白ければ極東以外にも(笑)再評価されると思うので、期待したいですよね。

あー、kurosuiさんの感想読みたいなぁ。
Posted by るしは@管理人 at 2007年06月16日 19:26
ようやく「コーエン&テイト」が見ることができました!&トラバさせていただきました。

るしはさんがおっしゃるとおり、傑作でしたわ。
アラもあるし、低予算がまるわかりwなのですが、それでも素晴らしかったです。
コーエンのラストシーン、メチャクチャかっこよかった!
男の美学(byルパン三世)を感じました〜。
ホントありがとうございます!

PS「スコーピオンキング」、なんともいえない剣VS弓でしたね・・・フフフ
Posted by kurosui at 2007年07月17日 19:31
>>kurosuiさん
おおおおついについにkurosuiさんの「COHEN AND TATE」感想がっっっ!
楽しみです、送った甲斐があったわー。
わくわく♪

「スコキン」・・・ホント数分だけの観賞時間だったのですが、あのラストで逆に気になったり^^;
今度放送した時はちゃんと観てみますw
Posted by るしは@管理人 at 2007年07月17日 22:51
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