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2007年09月11日

the EYE [アイ]

パン兄弟はハリウッド進出やらリメイクやらで気になっていたので、TV放映というので録画してみました。
theEYE.jpg
the EYE [アイ](原題:見鬼)

か・な・り、ドキドキしながら観たんですが・・・これにはちょっと吃驚しました。
なんというか・・・

ホラーじゃなかったという・・・

角膜移植で、死者の霊を見れるようになってしまい、また、提供者の見たものを追体験的に見てしまうヒロインの物語。
で、その死者の霊。(以下ネタバレにつき追記で)

一見気味悪かったり、突然こられると吃驚する・・・くらいなんですよね。
いや、実際こんなんちょくちょく見えたら勘弁ですが、呪われるとか、命の危険はないわけですよ。
それに、インインの死あたりからは、霊に対する視点から恐怖感が意図的に排除されてますしね。
問題の角膜提供者も、死者の霊を見れるだけのむしろ悲劇的な存在で、わが身の不幸を呪って呪い殺しダビング増殖の某貞子さんとは大違い。
霊の設定も、「延々と同じ死を繰り返す報われない存在」だったり、ここらへんはお国柄とか宗教観の違いでしょうか?

ラストの大事故シーンはなかなか凄まじく見応えあるんですが、提供者が過去に悲劇を予知しながら防げなかったのと同様、ヒロインもそれを防げなかった・・・というラストは、ちょっとスッキリしませんでした。
提供者はその後自殺したけど、ヒロインはそうではなかった、何故なら「世界は美しい」から・・・という落とし所なんでしょうが、提供者とヒロインじゃ立ち位置がかなり違うしなぁ。
だから、最後の大事故シーンの意味がいまひとつ。
力が入ってるだけに、そこが残念。
それとも、私が読み違えてる箇所があるんだろうか・・・
ハリウッドリメイク版は、ラストのあたりをヒロイックに改変してきそうな予感がしますね。

一番驚いたのは、やっぱ中盤の《顔》のシーンかな。
というか、インインの死と《顔》のシーン以降、ホラーテイストが微塵も無いのはいいとして、展開として盛り上がりに欠けるのが一番の問題か。
インインの死に接して、提供者の霊をも成仏させようと願うヒロインの思いの強さを、もっと感じられる演出が欲しかったと思います。

しかし、あんまり怖くなかったのは私的には良かったデス。
いや、怖くなかったというのは結果論で、勿論(?)音消したり早回しで回避とかチキンプレイは駆使しましたよ?^^;
後を引く怖さ(襖の隙間が怖いとか背後が気になるとか)がなかった、って意味ね。
後半ジャンルが変わる変り種ホラー(いやファンタジーか)として観ると、なかなか面白かったし、雰囲気やカメラはむしろ好きな方。
前半の角膜移植直後のヒロインの、映ってるのが人間なんだか幽霊なんだかわからないボヤけた視点映像とか、独特の緊張感があったし。
パン兄弟の他の作品も観てみたいと、思わせてくれるだけの力はありましたね。
ハリウッド進出作の「ゴーストハウス」も観てみたいなぁ。

そして、調子に乗った勢いで、「リメイク呪怨」に手を出する、るしはだった・・・
posted by るしは at 00:00| Comment(2) | TrackBack(0) | 映画雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
るしは様

 ご無沙汰しております。
「EYE」ご覧になりましたか。るしはさんのレビューを読んで、なんとなく感じていた違和感(?)が
宗教観の違いとわかりました。お国柄もあるんでしょうね〜。「心霊写真」もやっぱり違和感感じましたしね〜。嫌いじゃないですがね(笑)
「EYE」には本物が映りこんでるらしいですよ〜。アパートの廊下のシーンに。

>調子に乗った勢いで、

 どんどん調子に乗ってくださいね〜。
Posted by フレコ at 2007年09月11日 09:07
>>フレコさん
実は、本文で書いた以上にビビリつつの観賞だったので、自分の感想が果たして内容を掴みきっているか若干不安だったりしてたのですが、フレコさんの「違和感に」ちょっと安心した私です^^;
「心霊写真」(←怖いって噂ですね)にも同様の違和感があるということは、やは台湾(でしたっけ?)の死生観なり宗教観が影響してるんでしょうね。
う〜ん、「心霊写真」も観てみたくなってきました。
その「違和感」私も嫌いじゃないんですよ。

>本物が映りこんでるらしいですよ〜。アパートの廊下のシーンに。

キャー!!><
な・・・なんか「the EYE」が急に物凄く怖く感じてきましたよぅ(半泣)
Posted by るしは@管理人 at 2007年09月12日 00:59
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